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会長あいさつ | 第41回中部日本手外科学会 会長あいさつ | 第41回中部日本手外科学会

会長あいさつ

第41回中部日本手外科学会開催にあたって

「手外科」という医学の分野は、手や指、肘、肩甲帯を含めた上肢全体の外傷、スポーツ障害、神経麻痺、関節リウマチ、感染症、腫瘍性疾患、先天異常、ならびに下肢の先天異常や全身のマイクロサージャリー(微小外科)、近年は骨粗鬆症まで含まれるとても幅広い分野です。第 41 回の研究会のテーマを“超高齢社会を支えるHand Surgery”といたしました。近年の超高齢社会においては脆弱性骨折の治療と予防が大きな課題となってきており、われわれ手外科に携わるものにとっても身近で極めて重要な課題で、深く積極的に関わっていくべきものであります。

「手外科」領域の疾病や骨粗鬆症を基盤とした外傷の病態、診断、治療に関して 深く掘り下げた議論が出来る場となるように、特別講演をはじめ、シンポジウム、主題など魅力ある企画を考えております。こうした活動は、「手外科」「骨粗鬆症性骨折の治療」の進歩ならびに治療成績の向上をもたらし、ひいては、信州を含めて日本国民の健康・福祉の向上に貢献できるものと考えております。

今年は3年間悩まされてきたCOVID19もいよいよ5類相当への区分変更が行われます。すなわち第41回はコロナ後初の学会となります。久しぶりに対面での討論を心置きなくできる環境になりますが、それに加えて現地参加できない方のためにリモートでの視聴もできるように準備しております。多くの皆様のご参加をお願いするとともに 皆様のますますの御繁栄を祈念いたします。

2023年 4月吉日

岡谷市民病院 病院長
信州大学   特任教授(教育)

内山茂晴